新書、文庫で勉強する日本史

新書や文庫本で日本史の勉強を始めています。まだまだ入門者だと自覚していますが、私と同様の入門者の方や、高校生、大学生の参考になればと思っています。

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中島らも氏の『何がおかしい―笑いの評論とコント・対談集』(白夜書房)

 中島らも氏の『何がおかしい―笑いの評論とコント・対談集』(白夜書房)を読んだ。
 誰かがほめていたような記憶があって、読んでみたのだが、あまりよくなかった。
 玉石混交というべきか。と言っても、「玉」が少ない(-_-;)
 生前のインタヴューなどを寄せ集めて一冊にしたようだが、「石」が多すぎる。
 残念なことだ。
 この「中島らも」という人についてはほとんど知らなかった。この本を読む限りでは、その人生も残念なことのように思う。
 いかにもこの時代の、失敗の人生のように思ってしまった。



何がおかしい―笑いの評論とコント・対談集 何がおかしい―笑いの評論とコント・対談集
中島 らも (2006/08)
白夜書房
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黒田日出男氏の『竜の棲む日本』(岩波新書)

 黒田日出男氏の『竜の棲む日本』(岩波新書)を読んだ。

 黒田日出男氏の『謎解き洛中洛外図』に続く岩波新書第2弾。傑作の『謎解き洛中洛外図』にはかなわないが、なかなか面白い。
 中世の人々の宇宙観あるいは世界観というのか、空間観念というのかが解明されていくのに感心した。この手の内容の入門書というのは知らなかった。

 一方、『謎解き洛中洛外図』にかなわないというのは、私の学力のせいなのだろうが、明解性が『謎解き洛中洛外図』に比べると劣るという点に思う。『謎解き洛中洛外図』は結論が、(その当否は議論があるとしても)非常に明らかにすっぱりと示されているのに対し、この本はまだまだ難しい問題が残り、研究すべき宿題を提示して、たくさんの勉強すべき文献を掲げて終わる。
 ある意味では、この本の方が日本史を勉強しようと考える初学者には刺激となるものかもしれない。
 ま、そうすると黒田氏はやはり優れた日本史学習の導き手ということか。

 ただ、二作を比べてもう一つ思うことに、文章が『謎解き洛中洛外図』の方が良いということだ。
 少し、焦って書かれたか、黒田先生。



龍の棲む日本 龍の棲む日本
黒田 日出男 (2003/03)
岩波書店
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「ガイアの夜明け」の「成長を買う! ~沸騰する新興国投資ブーム~」

日経スペシャル「ガイアの夜明け」の「成長を買う! ~沸騰する新興国投資ブーム~」(3月6日放送 第253回)を見た。

http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/index.html

 なるほど、ベトナムか。200万の元手が3億か。ううむ、すごいねえ。
 いやいや、ベトナムは危ないって。南アフリカ、VISTAか。
 一体、日本はどうなるんだろう。

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中里憲保氏の『北の球聖 久慈次郎―大リーガーと渡り合った悲運の名捕手』草思社 (2006)

 中里憲保氏の『北の球聖 久慈次郎―大リーガーと渡り合った悲運の名捕手』草思社 (2006)を読んだ。

 春の甲子園も近いし、つい面白そうなので手に取った本だ。
 久慈次郎さん、名前も存じ上げなかったのだが、素晴らしそうな人だ。
 それは、日本野球の黎明期の名捕手であったことや沢村栄次を育て(そうになっ?)たこと、また、長くがんばったことなどのせいもあるかもしれないが、やはりエピソード群の中から感じられる人柄の故だろう。
 時代は明治から昭和にかけてのことで、近代史の勉強になるかとも思ったが、それはならなかった(^_^;)

 著者に失礼にも言わせていただければ、これだけの素材なのだから、渾身の傑作に仕上げてほしかった。残念ながら、凡作に終わってしまわれたように思う。やはり、文章、あるいは筆力というのだろうか…失礼m(__)m


北の球聖 久慈次郎―大リーガーと渡り合った悲運の名捕手 北の球聖 久慈次郎―大リーガーと渡り合った悲運の名捕手
中里 憲保 (2006/12/15)
草思社
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奥野修司氏の『心にナイフをしのばせて』(文藝春秋)

奥野修司氏の『心にナイフをしのばせて』(文藝春秋)を読んだ。

賛否両論を招く本だろう。
一つには、ストーリーだ。殺害された少年の家族の崩壊する様があまりにもむごいことに重ねて、殺害した少年がその後、弁護士となってかつ謝罪すらしないということで、通常の読者は嫌悪感を抱くはずだ。
もう一つには、この著者がおそらくわかった上で、露悪的な態度さえ見せて、読者に嫌悪感を抱かそうとしているということだ。悪魔に魂を売ったか。この著者の態度も「ノンフィクション」ならば、まず神に裁かれるべきは著者だろう。

奥野氏が、書くということにどのような意義を見出しているのか。著述家としての金銭欲や名誉欲か。書くことによって救われるとか、悦びを得るとかはあるのだろうか。
表現するということが、インターネット世界での表現のモラルの低さに引きずられていくのかもしれない。

このように考えるとき、読書中に文体に感心しないことがしばしばあったことはむしろ、救いとなる。もし、いい文章でこんな本が書かれていれば、もっと混乱させられていただろう。

心にナイフをしのばせて 心にナイフをしのばせて
奥野 修司 (2006/08)
文藝春秋
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小峯和明氏の『中世日本の予言書―〈未来記〉を読む』(岩波新書)

小峯和明氏の『中世日本の予言書―〈未来記〉を読む』(岩波新書) を読んだ。

「野馬台詩」というものがあるということは、今谷明氏の『室町の王権―足利義満の王権簒奪計画』で知ったのだが、よくは知らない。
この本で、「野馬台詩」がわかるかとも思ったが、どうもまだるっこしい。
時間がなく、あるいは引き込まれるところがなくパラパラと流し読みしただけになり、著者の意図もよくわからない。
もし、何かの機会があったら読み直すことにするか。


中世日本の予言書―〈未来記〉を読む 中世日本の予言書―〈未来記〉を読む
小峯 和明 (2007/01)
岩波書店
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NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」の第43回「シリコンバレー、疾風怒濤 技術者 渡辺誠一郎」(3月1日放送)

NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」の第43回「シリコンバレー、疾風怒濤 技術者 渡辺誠一郎」(3月1日放送)を見た。

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070301/index.html

 渡辺誠一郎さんは魅力的な人だ。
「頭をマッサージする」というのなんかは、観念的には思いつきやすそうだが、渡辺さんの具体の行動はとんでもない冗談を提案することであったりするわけだ。
 それにしても、43歳でシリコンバレーに飛び込み、「マドル・スルー」した話には感心した。普通は、つぶれそうに思うが。大したものだ。

 それにしても、開発中の画像の自動編集とは一体何なのだろうか。
 番組で紹介されていた限りでは、まさにスライド・ショーにしか見えなかった。
 でも、そんなはずはないだろう。たぶん、実現するととんでもないアイデアなのかもしれないが、いつか「あっ、これがあの画像の自動編集のアイデアなのか」と驚く日が来るのかもしれない。

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