新書、文庫で勉強する日本史

新書や文庫本で日本史の勉強を始めています。まだまだ入門者だと自覚していますが、私と同様の入門者の方や、高校生、大学生の参考になればと思っています。

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中学生向けにやさしく書くということは難しいことだ。~沢寿郎氏の『鎌倉史跡見学』(岩波ジュニア新書)

 沢寿郎氏の『鎌倉史跡見学』(岩波ジュニア新書)を読んでいる(パラパラ見ている?)。

 たぶん、著者は中学生を主な読者に想定し、文章を書いているのだろうけれど、そこで大きな勘違いをしている。
 小学生低学年のような場合には、昔話のようにストーリーテリングによって歴史を語ることは有効だろう。
 しかし、たとえば、「兵糧米を徴収することを奏請しました」とか、「全国の警察権と土地管理権とを手中におさめる」とかの歴史を記述するとなりに、「ところが頼朝にとっては、このように朝廷が恐怖におびえ狼狽しているのが、(中略)絶好の機会でした」とか、「さて、いくらさがしても義経は行方が知れません。(中略。静に)なんど問いただしても、義経とは吉野山で別れたきり行方は知らない、と答えるばかりです」とかの表現は、やはり勘弁してほしい。

 と言いながら、内容は鎌倉時代の政治史と宗教をコンパクトにまとめており、最初にパラッと読むのにはいいかもしれない。いや、他にもっといいのがあるかな。

鎌倉史跡見学 鎌倉史跡見学
沢 寿郎 (1979/01)
岩波書店
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